身近な樹木にヒントがあった!【温暖化で熱い路面を20℃下げる方法】を街路樹の研究者に聞く
日本の街路樹はなぜ寂しい?
〜街路樹から見える人と社会〜
三鷹の街路樹から「まちづくり」を考える
街路樹は「緑の日傘」として真夏の路面温度を20°C下げるとされており、猛暑対策として欧米の多くの都市で「樹冠被覆率」(緑のトンネル)を増やす取り組みが進んでいます。
しかし日本の街路樹(イチョウやプラタナスなど)にいま異変が起きています。木全体の枝が切り詰められ、「緑の日傘」にならない”寂しい街路樹”が増えています。
どうしたら豊かな街路樹を取り戻し「車優先の道路」ではなく「人を大切にする街路」をつくることができるのか。
藤井先生と一緒に考えます。
講師
藤井英二郎さん
千葉大学名誉教授(環境植栽学)
都市のみどり研究会 会⻑
元日本庭園学会会⻑
環境植栽学・造園学について幅広く研究している街路樹研究の第一人者。
安全に樹冠を大きくする剪定の方法や自治体の街路樹担当者の育成方法などを提言。豊かな街路樹の再生に取り組む
プログラム(予定)
第1部 街路樹の役割と力
●樹冠の大きい樹木は涼しい街をつくる 欧米の実践
●日本の街路樹はなぜ「強剪定」されてしまうのか?
第2部 三鷹の街路樹から「まちづくり」を考える
●三鷹の街路樹はどういう状況?
●街路樹を育てるのは「人」 自分の街をどうつくるのか?
特別ゲスト
ロッシェル・カップさん
「コモンズの緑を守る全国ネット」共同代表
神宮外苑の再開発の見直しを求める運動に取り組み住⺠が参加して決める「まちづくり」を求めている